軽トラの背抜き作業についての注意点

ハイゼットトラックの背抜きについて簡単に書きます

 

 

 

モノコックボディに250mm以上の開口部を設けて、かつ補強のないもの。

モノコックの全長、全幅等の長さが変わるもの(投影状態)

モノコックの骨部を加工するもの

 

 

簡単に書くとこのような状態だと強度を証明しないと車検に通りません。

 

公認を取得しないと違法改造車となり一般公道での走行はできないばかりか危険です。

勘違いして加工すると車検の通らないお正月仕様の粗大ごみが出来上がります・・・

 

 

 

当店では2年前から少しずつ背抜き軽トラを模索してきました。

最初はDA16Tキャリー

こちらはスーパーキャリーのシートがポン付けでは無いためシートレールがつく土台のふたの加工と、助手席シートベルト受けの加工と公認が必要です、なのでかなり手間と時間がかかるので現実的ではありません

 

つぎが昨年加工したHA3アクティ

こちらは単純にもっとすごいことがしたかったので背抜きと天井のカットをしました。

アクティはこの状態にすると強度が足らなくなるためにルーフに補強をいれてクリアしています。

あと助手席のシートレールを取り付ける部分がそもそもないので新規作成もあります。

なのでこちらもコストを考えると非現実です。

 

そして今年S5●0Pハイゼットトラックの背抜き

こちらはシートベルトも加工がなく、シート自体も下の蓋から交換すればボルトオン、なので一気に手間と時間が削減されて現実的な価格での提供ができるようになりました。


なので現在当店で背抜き加工をできる車両はハイゼットトラックS500P、S510Pの標準キャブの標準ルーフ

ハイルーフやジャンボは非対応

かなり高額になりますがDA16Tキャリー、標準キャブ標準ルーフとなります。

天井も抜くことになりますがHA3アクティも可能となります。

 

その他の車種やパネルバン等も相談にのります、ただどうしても歪み試験が必要な場合が多いために高額になってしまいます、特にその車にこだわりがないならハイゼットに買い替えて背抜きをするのが一番安くすむと思います。